「エア転職活動」のススメ

転職

転職する気はあんまりないけど転職サイトに登録し履歴書や職務経歴書を書く。求人情報を検索してみる。自分と同じ職種や業界、興味のある業界・職種でどんな求人が出ているかをチェックする。また転職口コミサイトで今の会社にどのような情報が集まっているかチェックする。
これが「エア転職活動」。
エア転職活動はメリットしかない。
まず転職サイトに登録するにあたり履歴書とか職務経歴書を書くと自分のスキルの棚卸ができる。今まで何をしてきたか、何ができて何ができないかを客観的に見ることができるし、やるべき課題が明確になったりする。
また求人情報をチェックすることで
「この規模/業界の会社に入るにはこのスキルが必要なんだな」なんてのが分かる。足りないスキルならそこから身に着けていけばいい。
これが一切お金がかからずにできるのだから、2~3年に一回くらいはこの「エア転職活動」をやってもいいと思ってる。
もし少しでも気になった企業があれば応募してもいい。このテンションで応募してもまず書類で落とされちゃうし、応募される企業側は迷惑千万かもしれないけど、失うものなく自分の市場価値を確認できる。万が一書類が通ったら面談してみるものいいだろう。新たな可能性に気が付くかもしれない。

私は2度の転職をしている。新卒で入った最初の会社には15年ほど在籍。その間ずっと安定して働いていたわけではなく、2回ほど転職したい熱を発症した。1回目は30才の時で実際活動したら縁あって2箇所から内定もらいました。でも踏み切れず現状に留まる選択をして内定は辞退。その転職活動で現状に納得できたのでその後落ち着いて仕事に集中できた。これもエア転職活動のメリットでした。さらにたまたま大きい仕事に関われたり面白い展開になった。

ところで私は就職氷河期の中でも特に最悪だった2000年に社会に出たせいもあって、内定をいくつももらうという経験をしていません。100社うけて全部落ちるなんて経験をしました。その時のリベンジじゃないけど、初めての内定辞退はスカッとするんじゃないかなんて考えが一瞬よぎりました。
しかし全く逆で
あれほど心が痛い経験はない
例えるならプロポーズを断るような気分でしょうか。
断ったことないですけど。

話が少しそれましたが、転職を勧めているわけではなく。
どうやら我々は70歳くらいまで働かなくてはならなそうだし?2000万円貯めなきゃいけないようなわけですが、 30年後も40年後も同じ会社が存在している保証はないわけで。その年齢まで社会に必要とされる人材であり続けられるかを考えてスキルやキャリアを磨いていかないと、ということです。そのためには常に社会全体で見た時の自分の価値を客観的に理解しておくことが大事です。会社という小さなコミュニティでの自分の価値に惑わされないように。

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