インハウス Web担当、2021を振り返る

Web担の仕事

めちゃくちゃな1年だった。
私だけでなく、私含む部署の上位ナンバー3がとにかく膨大な仕事を抱えていた。後半になるにつれそれは増していき、11-12月はとにかく全力で仕事を捌くだけ。内容の良し悪しもへったくれもなく、数々の仕事を無理矢理着地させていった。どさくさにまぎれて終わらせたと言ってもいい。逆に楽だったかもとも思える。いつも口出ししてくる上司が忙しすぎてチェックできず何も口出されずリリースできたからだ。そういう意味ではラッキーだった。やりたいことがスムーズにできたから。昨年以前ならWebページひとつ作るにも綿密な企画書を作ってプレゼンして説得してやっと進められたけど、今年はもういきなり作り始めてプロトタイプを見せて納得してもらいサクサク進められた。
約300ページのWebメディアのCMSリニューアル(4月)、サービスサイト(約30ページ)のリニューアル(12月)、紙メディアの電子版ビューワーを紹介するランディングページの新規作成(12月)、顧客商材紹介メディアサイトのCMSリニューアル(デモまで)。
大きな違いは、後半、私自身は企画以外ほとんど関わっておらず、制作はメンバーに任せきりでリリースまで行ったこと。何とかなるもんだ。いまいちな部分は運用で改善していけばいい。まずは進めること、形にすること。
この一年はほぼすっかりディレクターだった。そしてプロジェクトマネージャーだった。
デザインやコーディングは、ちょっぴりしか手がけていない。既存ページを直すとか、バナー作って差し替えるとか。

そして今年最もリソースを割いたのは、これまで担当してきた上記の仕事外の、Webサービスの運用開発だった。2020年末に急きょアサインされたWebサービスのPWA化プロジェクト。
これが2021年9月にリリースされる予定が押しに押して、途中もめたりもして、直属の上司がベンダーにブチ切れたりして、そのプロジェクトの舵取りに苦心し、何とかリリースし検収書に上司のハンコ貰ったのが12/28。やっと解放された瞬間だった。
元々はベンダーの提案でスタートしたプロジェクトだった。顧客の利用数が低迷しているのを改善する下記の施策だ。

・WebサービスをPWA化して気軽に使えるようにする
・既存のWebサービスのほうも複数の機能を追加搭載してサイト改善する

これにさらに「サーバーの冗長化」もセットで2000万円のプロジェクトだ。

今思えば、これら3つの計画を1つのプロジェクトとしてセットで契約書を交わして進めたのが大間違いだったと言いたい。3つすべてが終わらないと検収できず支払いもできないからだ。当初ベンダーの出した予定では全て夏には終わる見込みになっていた。サーバー上長化は夏に終わったが、PWAは遅れて10月になってベンダーがPWAはなんとか今月末に本番リリースする、サイト改善は無理だが検収してくれと言ってきたのだ。

そりゃ無理な話だと思いつつとりあえず上司に報告すると、これに上司がぶち切れ。炎上となった。遅れた理由の中にベンダーのPMがコロナになり仕事が2週間止まったというのも上司激おこのポイントだった。
そしてベンダーとの話し合いがもたれ、リリースは12月に延期、サイト改善も完了してから検収するということでまとまった。

正直なところ、ベンダーに同情する余地も少しある。ベンダーが想定していたもの以上の要望を我々側が出していたからだ。それで工数が膨らみ進行が遅れ「サイト改善にさく工数はもうない」となってしまったそうなのだ。

WebサービスはPWAプロジェクトだけでなく運用の担当になったのも大きかった。毎月の定例会の進行役になり、営業部や事業部の部長、本部長クラスも集う会議を取り仕切る。議題集めや意見の取りまとめ、未経験ながらやりながら学び、スムーズな進行を考える。ファシリテーターというんだってね。まーこれも結構な無茶振り案件です。

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